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BadCat USA(バッドキャットUSA)の国内正規代理店 島村楽器によるBadCat USAアンプのブログ

UNCHAINのグルーブはこの楽器から創られる!ライブ&機材レポート!

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皆さんこんにちは、BadCat&アーティストリレーション担当のシミズです。

最近ネオソウルやシティポップ系のアーティストの活躍が目立ちますが、そういったアーティストの先駆者的な存在として慕われるUNCHAINアンチェイン)」、皆さんご存知でしょうか?ブラックミュージックのエッセンスを独自の解釈でロックに昇華させ、唯一無二のスタイルを築いている4人組バンドです。

島村楽器ではこれまでも「I Love Guitar!」キャンペーンに登場して頂いたり、リードギターの佐藤さんにHISTORYアコギのレビューをお願いするなど何度かコラボ企画を打たせて頂きつつ、時おり楽器のご相談に乗らせて頂いてきました。

まだ暑い夏のある日、"UNCHAINの佐藤さんがBadCatのペダルをボードに導入した"という噂を聴きつけたシミズ。せっかくなので、先日東京公演にお邪魔してきました。ライブ前には谷川さん・谷さんご使用分含め、機材の写真も撮らせて頂きましたので併せてご紹介します!

ライブレポート

2019.7.26
UNCHAIN “Reborn in That day Special Tour Hello,Young Souls!! Tour -10.09.18-” @新代田FEVER

今年で結成23年を迎えるUNCHAINはこの夏、過去のライブセットを再現する「Reborn in That day Special Tour」を開催。この日の公演は9年前、アルバム『Hello,Young Souls!!』のリリースツアーを再現したもの。チケットはソールドアウト。新代田FEVERは超満員でした。
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ライブはアルバム『Hello,Young Souls!!』同様「no-where」からスタート。「Saves The Day」「Higher」「Gravity」とアップテンポなロックチューンが続きます。谷川さんはGroshのNOS Retro、佐藤さんはRetro Classic Vintage Tを掻き鳴らし、会場は一気に熱気に包まれます。
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オリジナルアルバムに加え、カバーアルバムも3枚リリースしているUNCHAIN。演奏力やアレンジ力には定評がありますが、次に披露したのは「Inspire of life」「Good Morning」「I’ll Remember」、そしてミニー・リパートンの「Lovin’ You」の4曲マッシュアップ。「Lovin’ You」では佐藤さんがヴォーカルを取るなどレアな展開も。
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続いて繰り出されたのはファンの人気も高い「You Over You」。佐藤さんのキレがありながらも耳当たりの良いカッティングが光ります。
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ここで谷川さんはGibson ES-335に持ち替え、ミディアムテンポでしっとり聞かせるセクションへ。
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谷さんのシンプルながら力強くグルーヴィなベース、吉田さんのタイトで安心感あるドラム、佐藤さんの色気溢れるソロに谷川さんの美声が絡み合い、UNCHAINというバンドの懐の深さを感じさせるパフォーマンスが続きます。
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続くブロックでは谷川さんが再びGroshを手に取り、「Super Collider」「Stay In The Rough」といったエレキギターの音が美味しい曲が展開。
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さらにはポストロック的なアプローチのインストルメンタル曲「Stirlin」で楽器屋のハートを熱くさせられ、「Hello, Young Souls」ではペダルの魔術に驚かされ、本編ラストの「Don’t Stop The Music」まで頭を揺らされ続ける、どこまでも耳と脳に心地良いセットリストでした。
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アンコールではテレビドラマ「不甲斐ないこの感性を愛してる」の主題歌にもなった「Distant Neighbor」(佐藤さんのリードギターがたまらなく甘い名曲)、そして最新アルバムのリードトラックにもなった「Libyan Glass」を披露。初期の楽曲~最新曲と、四人の演奏に幾度となく聴き惚れる一夜となりました。
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UNCHAINのライブにはこれまでも何度かお邪魔していますが、行く度に”最高に良い音”が更新されていくのも魅力のひとつ。ここからは竿物3人の使用機材をご紹介していきます。

機材紹介:Gt./Cho. 佐藤将

ギター:Grosh Guitars - Retro Classic Vintage T (Mary Kay Aged White)

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昨年より導入されたGroshのTLタイプ。気に入っているポイントを伺うと「低音域もブリっとしてモコモコせず、高音域もパリンと太めに出て、全体的にすごくバランスが良いところ。全体的に太くて、前に抜ける」とのことでした。ピックアップポジションはフロント・センター・リア全て使い分けているそうです。

ちなみに本機は谷川さんもたまに借りて使うようですが「これより良いテレないんじゃないか…」とお褒めのお言葉も頂きました!

エフェクター

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①ワウ:Jim Dunlop – Cry Baby
②オーバードライブ/ブースター:BadCat - Siamese Drive
フェイザー:MXR – phase 90
トレモロ:Guyatone – VT2 VINTAGE TREMOLO
⑤オーバードライブ:TRIAL - PockeTS
⑥クリーンブースター:TRIALビルダー・髙早真憲氏製作のプロトモデル
⑦ディレイ:BOSS – DD20
⑧スイッチャー:CAJ - Loop and Link
⑨チューナー:BOSS – TU-3

②がこの夏より導入されたというBadCat Siamese Drive。佐藤さんは両チャンネル「TONE」「OUTPUT」は同じ位置に設定して、右チャンネルをクランチに設定してブースター、左チャンネルはゲイン高めでメインの歪みとして使用中。さらに両チャンネル同時押しで使う場面もあるとのことです。
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ちなみに音&プレイが良すぎてシミズが放心状態になった名曲「Distant Neighbor」では、ディレイ(⑦)とオーバードライブ(② 左チャンネル)で音作りしたそう。個人的には2019年を代表する名曲だと思っているので、未聴の方はぜひ聴いてみてください。

アンプ:Mesa/Boogie - Electra Dyne

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佐藤さんが近年愛用しているこちらのアンプ。90Wと30Wを切り替えられる仕様ですが、通常は90Wをセレクトして、アンプの音はクリーンにセッティングして使用中です。

機材紹介:Vo./Gt. 谷川正憲

ギター①:Grosh Guitars - NOS Retro (Candy Apple Red)

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谷川さんはGroshのSTタイプ「NOS Retro」を愛用中。このギターはコントロールがMaster Volume/Master Tone/Blendになっており、谷川さんはPUセレクターを曲によってフロントもしくはセンターにした上で、Blendコントロールでリアを少し混ぜ、テレキャスターっぽい音作りにしているとのこと。

ギター②:Gibson - ES-335 (ラリー・カールトン シグネチャーモデル)

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学生時代からラリー・カールトンが好きだったという谷川さん。ジャズっぽい曲や、バラード曲、暖かい音色が欲しい曲などで持ち替えているそう。

エフェクター

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①ワウ:Fulltone - CLYDE Standard Wah
②コンプ:Demeter - COMP-1 Compulator
③Zahnrad by nature sound - ZVKC
④VEMURAM – Jan Ray
フェイザー:MXR – phase 90
⑥オーバードライブ:JHS - Morning Glory
トレモロ:TBCFX - Brownface Tremolo
⑧ファズ:TRIAL – F-3 Steady
フランジャー:BOSS – HF-2
⑩リバーブ:TBCFX - Blackface Reverb
⑪ディレイ:ANALOG.MAN - ARDX20
⑫スイッチャー:MusicomLAB - EFX MK-V
⑬チューナー:KORG - Pitchblack Custom

「今年このスイッチャーを導入するに当たって、革命が起こりました」という谷川さん。ボード全体を見直し、②のコンプや、③のケンタウロス系オーバードライブを新規導入。コンプは「音を少し色っぽくする」ためにGroshを弾く際、常時少しだけかけているとのこと。

⑧のファズはソロのときに登場。佐藤さんのボードにも配置されている⑤のフェイザーは学生時代から愛用中。モジュレーション系の⑤⑦⑨はスイッチャーのセンドリターンに繋がれており、セットリストや曲によって踏み分けているとのこと。

ちなみにこの日も披露した「Hello, Young Souls」では、⑪のディレイに⑩のリバーブを深めに掛け、さらに⑧のファズを踏んだ上で、⑦のトレモロと⑨のフランジャーを乗せるという、絶妙なレシピで音作りをしているそうです。

アンプ: Groove Tube - Soul-O-75

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真空管で有名なGroove Tube製のオールチューブアンプ。谷川さんは2008年頃から愛用しているとのこと。クリーンチャンネル・歪みチャンネル・両チャンネルミックスが選択可能ですが、谷川さんはミックスでお使いの様子です。

機材紹介:Ba./Cho. 谷浩彰

ベース:HISTORY - HS-BP4 (Black)

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今年春よりHISTORY「HSシリーズ」のPBタイプを使用中の谷さん。ご本人に使用感を伺うと「ヴィンテージテイストで、広がりのあるリッチな低音域が好き」とのこと。
ちなみにその隣に見えるサンバーストカラーのベースは二世代前のHISTORYのSH-BP4/R。サブ機としてスタンバイしています。

アンプ:Hartke - HA3500

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機材レポートとしては非常にシンプルになってしまいますが、谷さんは近年UNCHAINでライブをするときには基本的に”漢のアン直”とのこと。シールドは神鳴が気に入っているとのことです。
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とにかくミニマルなセッティングですが、それはもちろんご本人のスキルあってこそのもの。グラフィックイコライザーもオフにしています。ご本人いわく「その方が楽器そのものの音が出て良い」とのこと。この日も指使いが出音に現れた、グルーヴィで生々しいパフォーマンスでした。

ぜひライブでそのグルーブを体感してください

いかがでしたでしょうか?

もちろんCDやYouTubeサブスクリプションサービスで聴いても素晴らしい音楽ではありますが、UNCHAINのあのグルーブ感・表現力・演奏力はブログ記事では到底説明し尽くせません。そして、ひとたび生で聴いてしまったら、きっとその魅力に囚われてしまうはずです。

UNCHAINはこの秋もワンマンライブ・イベント出演など控えています。まだライブを観たことが無い方は、ぜひ一度会場にて体感してみてください!

2019/09/14(土) UNCHAIN presents Mr.VIRUSOUL ~9th Operation~
会場:渋谷 WWW X
出演:FIVE NEW OLD / UNCHAIN

2019/09/21(土) KANSAI LOVERS 2019
会場:大阪城音楽堂
出演:UNCHAIN、感覚ピエロ、SHE'Sなど

2019/12/14(土)  UNCHAIN presents You & U 〜 to the 2020 〜
会場:HULIC HALL TOKYO
出演:UNCHAIN *ワンマンライブ

各公演の詳細はUNCHAINのウェブサイトよりご確認ください。